COLUMN

スタッフコラム

INTERVIEW

2025.09.24

【新社長インタビュー】多様性が生きるチームづくりでAshantiを次のステップに導く

2025年9月11日、バックオフィス部門全体を統括してきた坂井 孝輔 専務執行役員がAshantiの新社長に就任。近年、店舗拡大を行いながら業績向上を推進し、変革するAshantiを陰で支えてきた実績に基づく人事となりました。社長抜擢の背景や現状の課題、坂井新社長が目指すAshantiのこれからについて話を聞きました。

坂井 孝輔

SAKAI KOUSUKE
アシャンティ代表


1979年・兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、コンサルティング会社にて戦略策定から実務まで、企業の業績向上に貢献するコンサルタントとして活動。社内ベンチャーとして学習塾事業の立ち上げにも携わり、自らが事業を開発し推進する経験も積む。2022年4月、株式会社Ashantiに入社。総務・経理・人事・広報といったバックオフィス部門全体を統括。2025年9月にAshanti代表に就任。趣味は、電車好きの息子と共に全国を旅する鉄道旅行。

この度は、社長就任おめでとうございます。今回、坂井さんがアシャンティの新代表に選ばれた背景を教えてください。

Ashantiの代表は、ここ数年は投資元ファンドのメンバーが務めてきましたが、どちらかというとそれがイレギュラーなケースで…。それはAshantiの創業オーナー引退に伴う内部の混乱を避けるため、よりハンズオンな支援を実行するための、ある意味では例外的な暫定処置でした。
今回、私が社内から登用されたことは、「これからは自分たちの足で立ち、自分たちの力で歩いていける」とファンド側から評価を頂けたことと理解しています。

2025年8月リーダーズミーティングにて、全国から集まった店長・マネージャー陣に社長就任を報告した


この会社にはプロパーの美容師出身の幹部もいますし、美容師を支える各分野のプロフェッショナル人材もいます。それぞれに不可欠な強みを持ち合わせており、一人ひとりがそれぞれの役割をしっかり認識して力を合わせられています。
その中でビジネス領域というか経営観点でのキャリアと、実際にこれまでAshantiでの実質的な指揮者としての役割を担ってきた実績を含め、リーダーの適性に応じた役割分担の点で、私を登用いただいたと考えています。
なので、役職のタイトルが変わったとしても中身に大きな変化があるわけでなく、これまで以上に使命と責任をズシリと味わいながら、強力な仲間達に思う存分活躍してもらえるような会社にしていきたいと考えています。

Ashantiの強みと課題をどのように考えていますか?

強みについてはたくさんありますが、特に、先に述べたような幹部陣のキャリアだけでなく、本部メンバー、あるいは現場で活躍してくれているスタイリストの方々にしても、本当に多様性という言葉を体現した組織だと思っていますし、一人ひとりが、一人ひとりに対してリスペクトの気持ちを持っていることではないかと考えています。
良い意味で上下関係ではないフラットな関係性の中で、強みを持ち合わせた者同士がコミュニケーションを取れる組織力は、比較的タテ社会と呼ばれることの多い当業界において強みになると思います。

課題については、労働集約型産業の特徴の一つですが、美容室業界は組織にしても、あるいはサービスにしても、極めて属人的な色の濃い業界です。それはAshantiにおいてもまだまだ課題の一つだと考えています。
個々の個性や価値観、キャリア、スキルといったものはもちろん尊重しつつも、それらをより組織的に活かせるような体制や仕組みにしていければ、我々がビジョンに掲げる“beyond your…”な未来の実現にも近づいていけるのではと思っていて、そういうまだまだ大きなノビシロを自覚できていることに、むしろものすごく大きな期待感も持っています。

坂井新社長は、これまでバックオフィス部門統括はもちろん、新規店舗立ち上げや既存店運営などにも力を注ぎ、Ashantiの成長を陰で支えてきた

Ashantiのリーダーとして坂井さんが実現したいことや目標としていることを教えてください。

シンプルですが、Ashantiに関わる皆が、Ashantiに関わって良かったと思えるような会社にしたいですね。
それは株主とか幹部とか限られたステークホルダーだけの話ではなく、本部スタッフも、現場で汗を流してくれているスタイリストも、もちろんお客様も取引先も・・・Ashantiに関わることの誇りを感じつつ、しっかり報われる場所です。
我々のミッションの中に、「美容業界の常識をアップデートする」というものがあります。大げさかもしれませんが、えてして改革や大きな変化というものは外から起きてくるもので、私のような美容業界“外”で育ってきた者の知見や考え方は強みの一つになると思います。
創業者をはじめ、これまでに先輩方が築いてこられた大事にすべきものは大事に受け継ぎつつも、変化を恐れずに進化し続けていける会社にするのは、代表としての私の大きな使命だと考えています。

美容業界と他業界、それぞれのキャリアを持つ人材が集結するAshanti幹部陣。それぞれの個性を生かし、経営を推進している

目標に関していうと、企業なのでもちろん定量的なKGIやKPIはあります。具体的な数字は企業秘密的なところもあるのでここでは言えないですが、それらは絶対に直視し続けなければいけません。
その上で、我々が宣言している「美容業界の常識をアップデートすること」という目標も忘れずに、「業界の常識を我々が作っていくんだ!」という強い意志を持って、現状維持を全力否定しながら、目標やゴールは常にアップデートし続けていかなければならない、と考えています!

坂井さんが目指す社長像を教えてください。

私が仕事をする上で大事にしているのは、会社は誰かのためのものではなく、関わる皆の為のものだということです。
だからこそ、誰かにとっての最適化が誰かにとっての理不尽にならないよう、全体最適の観点で、何がAshanti全員にとってベストな選択や決断なのか考え、各所に理解して協力いただくことが大切です。
時には反発も恐れず、トップダウンで強力なリーダーシップが求められる場面もあるとは思いますが、原則としては、そういった全体最適の目線はブラさないようにしています。

それに、個人的に忖度とか余計な気遣いが苦手ですし(笑)、私一人の力でできることなんてしれていて、何をするにも仲間たちの協力は不可欠です。
なので、今のAshantiが強みとして持っているフラットな関係性は大事にしながら、諫言すべきことを諫言できる、受け止める側も素直に受け止められる関係を築き、大事な局面では強いリーダーシップを発揮する!そういうメリハリのあるリーダーでいたいです。

社長就任日に本部スタッフがサプライズでお祝い。ネクタイのプレゼントや依田前社長とのケーキをファーストバイトもあり、和やかな時間となりました

最後にAshantiのメンバーへのメッセージをお願いします。

いろいろともっともなことを言ってきましたが(笑)なんだかんだ言いつつも『人は城、人は石垣、人は堀』で組織で一番重要なのは人材です。
Ashantiで働く皆がキラキラと輝いていられることが全ての前提ですので、まだ見ぬ未来が“beyond your…”なものになっていくよう、私も使命と責任を負ってリードしていくので、期待感を持って一緒に歩んでいただけたらうれしいです。引き続きよろしくお願いします!

現場の店長や統括マネージャー、本部スタッフたちとの集合写真。各リーダーを中心に全国各地で成果をあげながら、強いチームを作っている

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インタビュー#23|新たなアカデミー講師誕生☆店長業務との両立をこなす若きスタイリスト
インタビュー#22|幼い頃からの夢を叶え親孝行をしたい。幅広い視野を持つ大卒美容師が誕生


株式会社アシャンティは、東京・神奈川をはじめ北海道から九州まで美容室・美容院を展開しています。SNSで話題のトレンドスタイルをエリア最低価格で提供。通いやすい価格と高品質の施術でたくさんのお客様に選ばれています。2022年より全国200店舗突破を目指し、5カ年計画を進行中。美容室業界のホワイト企業を目指し、アシスタントアカデミーや休眠美容師・ブランク美容師の現場復帰システムなど、美容業界の課題解決と美容業界の働き方改革を推進しています。

 

 

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