COLUMN

スタッフコラム

PROJECT

2026.08.25

インタビュー#37|経験と想いを店舗づくりに。離職率6.9%を実現した、一人ひとりが自分らしく長く働ける環境とは?

一般企業の離職率が約15%、美容師では約30%ともいわれる中、3年間の平均離職率6.9%という低い水準を実現している、神奈川(蒲田・大森)エリア。今回は、その店舗運営を担うエリアマネージャーの梅村さんにインタビューしました。

スタッフ一人ひとりの働き方や個性を尊重し、それぞれが自分らしく、長く活躍できるチームをつくるために大切にしていることとは。

スタッフとの向き合い方や店舗づくりへの考え方、そして自身の経験を通して、これから実現したい未来について伺いました。


梅村 結賀

UMEMURA YUKA
マネージャー

1988年生まれ・東京都出身。アーデン山中ビューティーアカデミー卒業後、都内美容室へ就職。一度美容業界を離れ、飲食店勤務後、2020年8月にAshantiに入社し、美容師へと復職。Emerge蒲田店の店長を務め、店舗月売上1000万円達成・個人売上全国2位の記録をつくり、社内初の女性マネージャーに昇進。2024年に妊娠・出産を経て復帰。趣味はキャンプ・旅行・Disneyグッズ収集。


梅村マネージャー担当エリアは、3年間の平均離職率:6.9%と低い水準に抑えられています。その理由を教えてください。

正直に言うと、「人が辞めない組織をつくろう」と強く意識しているわけではありません。
こちらが熱心になりすぎると、スタッフとの間に温度差が生まれてしまうこともあります。必要以上に気負わず、まずは本人が望んでいる働き方を実現することを一番に考えています。
良いか悪いかは分かりませんが、口を出すのは必要最低限にとどめ、スタッフとの距離感には気をつけています。
相談しやすい雰囲気づくりは意識していますが、離職者が少ないことについては、スタッフに恵まれた部分も大きいと思っています。

▲担当店舗は「Emerge蒲田」、「amie蒲田」、「amie大森」。美容師23名、アイリスト2名で構成される総勢25名のチーム。

シフトについても、一人ひとりの生活やペースに合わせて働けるようにしています。生活の状況は人によって異なるため、無理をさせすぎないことが基本です。疲れているときには休むことを勧めたり、今後の人生や働き方に迷っているスタッフには、ダブルワークという選択肢を提案したりすることもあります。



店舗づくりにおいて、大切にしていることはありますか?

会社として最低限お願いしていることは守ってもらいながら、一人ひとりの意見や考えを尊重することを大切にしています。
スタッフの中には、一般的なサロンのルールや働き方が合わず、業務委託美容師へ転身した方も少なくありません。
そのため、細かなルールや規律で縛るような、レギュラーサロンのような環境になってしまわないように気をつけています。
基本的には、現場の店長とスタッフが主体となって店舗をつくり、マネージャーである私は少し離れた場所から全体を見る。その距離感を大切にしています。

▲Ashanti管理者たちとの一枚。「仕事も、子育ても、ぜんぶ1人でやらなきゃなんて思わず、周りのみなさんにたくさん協力してもらって進めてます。」と梅村マネージャー(左)。


スタッフとの信頼関係構築のために心がけていることはありますか?

スタッフが悩んでいそうなときでも、本人に直接聞くだけでは本音を話してもらえないことがあります。私は、職場の上司やマネージャーに悩みを打ち明けるのは、簡単なことではないと思っています。
そんなときは、本人と親しいスタッフからさりげなく様子を聞くなど、無理に踏み込みすぎない形で状況を知るようにしています。

また、「スタッフとマネージャー」という立場だけで向き合うのではなく、一人の人間同士として、できるだけフラットな関係を築くことも大切にしています。私が一方的に話を聞くだけではなく、自分の悩みや経験も話し、お互いに相談できる関係を目指しています。

掛け持ちでの入客など、スタッフが負担に感じそうな仕事や、できれば避けたいと思うような役割は、できる限り自分から引き受けるようにしています。
ただ、私自身にもできないことはあります。その場合は曖昧にせず「これは私一人では難しい」と伝え、お願いする形でスタッフに協力してもらっています。

また、売上などの数字はスタッフからも見えるため、時短勤務であっても、自分にできる範囲でしっかり結果を残すことを意識しています。言葉だけではなく、日々の働き方や数字を通して示していきたいです。

▲店舗スタッフ間や管理者同士でも気軽にコミュニケーションを取れる場を定期的に設定。一人ひとりの希望や状況に合わせながら、自然に交流できる機会をつくることを大切にしています。


「人が辞めない組織づくり」について、他エリアの店長やマネージャーへアドバイスをお願いします。

アドバイスと言えるほどではありませんが、私自身が意識していることを共有します。
Ashantiには、個性豊かなスタッフが多く、私の担当エリアにもさまざまな考え方や働き方を持つ人が集まっています。個性が集まれば、ときには人間関係のトラブルも起こります。
そんなとき、私は「それだけお互いに関心があるんだな」と考えるようにしています。人と人なので、合う・合わないがあるのは当然ですし、理想とする働き方が違うのも当たり前です。

会社や役職者側の要望だけを押しつけてしまえば、スタッフにも反発する気持ちが生まれます。だからこそ、トラブルの中心にいる誰か一人を否定するのではなく、中立の立場でそれぞれの話を聞き、一人ひとりの良いところにも目を向けることが大切だと思っています。

重要な判断をするときには、マネージャーとしての立場や責任が必要です。ただ、現場で働いているときは、立場に関係なく対等でありたいと思っています。
スタッフは想像以上に周囲の働き方をよく見ています。役職者が何を言うかだけではなく、普段どのように行動しているかも、信頼関係をつくるうえで大切だと感じています。

最後に、梅村マネージャーがこれから実現したいことを教えてください。

これは「これからやりたいこと」というよりも、私自身の経験から生まれた願いに近いのかもしれませんが、一つ目は、女性スタイリストのキャリアの選択肢を広げていくことです。
現場では、女性スタイリストを希望されるお客様が多い一方で、そのニーズに十分応えられるほど人数が揃っているとはいえず、まだ伸びしろがあると感じています。
「女性が活躍できる環境をつくる」と言うと、少し大きな話に聞こえるかもしれません。けれど、女性も、子育て中のママも、役職に就き、きちんと収入を得られる。そのことを、まずは私自身の働き方を通して証明していきたいと思っています。

▲梅村さん自身も妊娠・出産を経験し、現場へ復帰したママ美容師の一人。「だからこそ、結婚や出産、子育てといったライフステージの変化に左右されることなく、女性スタイリストが長く活躍し続けられる環境づくりを支えていきたいと考えている」


もう一つは、しばらく現場を離れている「休眠美容師」の方が、安心して復帰できる環境をつくることです。
私も一度、約1年半、美容師の仕事を離れた経験があります。30歳を過ぎ、ブランクもある中で、もう一度美容師として働くことには、大きな不安や怖さがありました。
だからこそ、同じような思いを抱えている方が、これまで積み重ねてきた経験を無駄にすることなく、安心して新たな一歩を踏み出せる場所をつくりたいと考えています。
技術や働き方を学び直せる「アカデミー」という強みを持つAshantiだからこそ、一人ひとりの不安に寄り添いながら、美容師として再び活躍できる道をつくれると信じています。

▲スタイリスト育成施設「Ashantiアカデミー」。新卒アシスタントを6カ月でスタイリストデビューできる教育カリキュラムがあり、122名のスタイリストを輩出(2025年7月末実績)。


女性も、子育て中の方も、ブランクのある方も、それぞれの状況に合わせてキャリアを諦めずに働き続けられる。その可能性を、自分自身の姿とAshantiの環境を通して広げていくことが、これから私が実現したいことです。



▼過去「インタビュー」記事はコチラから
インタビュー#36|お客様と現場を支え、未来の価値を創る。マーケティング部マネージャーが語るAshantiのこれから
インタビュー#35|「美容師って楽しい!」を次世代へ。サロンワークとアカデミー講師、2つの役割に全力で向き合う美容師の挑戦
インタビュー#34|「一人ひとりの可能性を引き出す教育を。」Ashanti Academy講師が描く、美容師育成への想い

Tag :

株式会社 アシャンティ は、東京・神奈川をはじめ北海道から九州まで美容室・美容院を展開しています。 SNSで話題のトレンドスタイルをエリア最低価格で提供。通いやすい価格と高品質の施術でたくさんのお客様に選ばれています。 2026年より全国100店舗突破を目指し、3カ年計画を進行中。 美容室業界のホワイト企業を目指し、アシスタントアカデミーや休眠美容師・ブランク美容師の現場復帰システムなど、美容業界の課題解決と美容業界の働き方改革を推進しています。

フリーワードで検索
カテゴリーとタグで探す

採用情報